担当プランナーと合うかどうかは運しだい。そう言われがちです。実際の数字を見ると、不満だった人は7.6%しかいません。
ただし、手放しで喜べる形でもありません。「どちらともいえない」が17.8%、そして提案が「物足りなかった」人が17.3%います。
数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(トレンド編)から、担当プランナーがいた699人に聞いた結果です。

結婚式のプランナーへの不満は7.6%。ただし「どちらともいえない」が17.8%
担当プランナーへの満足度です。
- 非常に満足:30.1%
- まあ満足:44.5%
- どちらともいえない:17.8%
- 少し不満3.9%、非常に不満3.7%(不満は合わせて7.6%)
満足したのは合わせて74.6%。「当たり外れ」という言い方が想像させるほど、外れは多くありません。
この分布で目を引くのは、不満の少なさではなく「どちらともいえない」の17.8%です。当たりが多く、外れは少なく、そのかわり可もなく不可もない層が2割弱いる。これがこの領域の形です。
提案は「期待した通り」が半数
もうひとつ、提案やアドバイスの程度も聞いています。
- 期待した以上の提案やアドバイスがあった:28.3%
- 期待した通りの提案やアドバイスがあった:48.0%
- 提案やアドバイスがあったが物足りなかった:17.3%
- 提案やアドバイスはなかった:6.4%
物足りなかった17.3%と、なかった6.4%を足すと23.7%。4人に1人近くが、提案に不足を感じています。満足度で「不満」と答えた7.6%より、ずっと厚い層です。
不満ではないけれど、物足りない。プランナーとの関係でいちばん多い引っかかりは、たぶんここです。
打ち合わせは4回から5回がいちばん満足度が高い
会場決定後の打ち合わせ回数で分けると、はっきりした山が出ます。満足した人の割合です。
- 1回から3回:69.6%(274人)
- 4回から5回:80.3%(264人)
- 6回以上:73.6%(160人)
「非常に満足」だけを取り出すと、差はもっと鮮明になります。21.9%、40.0%、27.8%。4回から5回のときだけ、4割が「非常に満足」と答えています。
回数が増えると提案は良くなる。でも負担も増える
なぜ4回から5回で頭打ちになるのか。同じ調査の別の設問で説明がつきます。
まず「期待した以上の提案があった」割合です。
- 1回から3回:20.6%
- 4回から5回:31.7%
- 6回以上:36.0%
提案の評価は、回数が増えるほど上がり続けます。6回以上がいちばん高い。ここは満足度とは形が違います。
次に、打ち合わせ回数を「多い」と感じた人の割合です。
- 1回から3回:24.4%(「少ない」と感じた人は20.1%)
- 4回から5回:32.7%(少ない11.7%)
- 6回以上:36.3%(少ない12.2%)
提案の質は上がり続けるのに、「多い」と感じる人も増え続ける。2つがぶつかる場所が4回から5回で、そこが満足度のピークになります。
逆に1回から3回では、「少ない」と感じた人が20.1%と最も多くなります。足りないという不足感も、多すぎるという負担感も、どちらも満足度を下げます。
そもそも打ち合わせで何を決めるのかは結婚準備で絶対に押さえておきたいことリストに、当日直前に確認しておく点は結婚式当日までに確認しておきたい忘れがちポイントにまとめました。決めることの量は決まっているので、回数が少ないぶんは1回が濃くなります。

1回あたりの時間は「長い」が「短い」の3倍
回数だけでなく、1回あたりの打ち合わせ時間についても聞いています。
- 長いと感じた:34.7%
- 短いと感じた:11.6%
「長い」が「短い」のちょうど3倍です。打ち合わせは全体として、負担のほうへ振れています。
回数別に見ると、こうなります。
- 1回から3回:長い27.5%/短い15.6%
- 4回から5回:長い41.6%/短い8.8%
- 6回以上:長い35.7%/短い9.3%
回数が少ない層では「短い」と感じる人が15.6%と最も多く、逆に回数が多い層では「長い」が増えます。ここまでは想像どおりです。
ただし「長い」がいちばん高いのは4回から5回の41.6%で、6回以上より高くなっています。回数と1回あたりの時間は、単純には対応していません。回数が多い人ほど1回が短く区切られている、という読み方もできますが、そこまでは調査から確かめられません。
24歳以下の満足度だけ、はっきり低い
年齢別に見ると、1つの層だけ形が違います。満足した人の割合です。
- 24歳以下:59.0%(不満は12.5%)
- 25歳から29歳:79.6%(不満7.1%)
- 30歳から34歳:77.5%(不満8.4%)
- 35歳から39歳:79.5%(不満0.5%)
- 40歳以上:68.1%(不満10.6%)
24歳以下だけ、25歳から39歳の各層より20ポイント前後低くなっています。不満の割合も12.5%といちばん高い。ただしこの層は50人しか答えていないので、幅を持って見てください。
25歳から39歳はどこも8割近くで安定しています。下がるのは、いちばん若い層といちばん上の層という形でした。
「4回から6回が目安」と書かれているが
打ち合わせ回数について、検索で上位に出てくる記事を読んで確かめました。
大手の情報サイトは「4回から6回前後が目安」と書いています。実測の分布とそう遠くはありません。ただしこの数字に出典の記載はないのです。そして回数と満足度を結びつけた記述も、「多すぎる」という論点も、まったく出てきません。
もう1件、プランナーと合わないときの対処法をまとめた記事も読みましたが、こちらは数字が1つもありませんでした。トラブル事例と体験談で構成されています。
つまり「回数はこれくらい」と「合わないときはこうする」は語られているのに、その中間が抜けています。何回やると満足度が高いのか、増やしすぎるとどうなるのか。そこはこの記事の数字で埋まります。
プランナーが合わないと感じたときにできること
回数を1回増やせるか聞く
1回から3回で終わっている人は、「少ない」と感じた割合が20.1%と最も高くなっています。提案の評価も20.6%といちばん低い。足りないと感じているなら、まず回数です。
こちらから材料を出す
提案が物足りない17.3%には、希望が伝わっていないケースも含まれるはずです。結婚式の見積もりはなぜ上がる?で書いたとおり、見積もりも「項目」ではなく中身の話をしないと噛み合いません。写真やイメージを持っていくと、提案の精度は変わります。
数字を持っていくのも効きます。たとえば結婚式の料理の相場のように、1人あたりいくらが実測なのかを知っていれば、提案の妥当性をその場で判断できます。プランナーの側も、具体的な話のほうが提案しやすいはずです。
変更を申し出るという選択
それでも合わないなら、担当を替えてもらう道があります。結婚式のプランナー変更ってアリ?に、実際に申し出たときの流れをまとめました。不満は7.6%しかいませんが、その7.6%に入っているなら我慢する理由はありません。
そもそもの会場選びからやり直したい場合は結婚式場の選び方、契約前に確認しておく点は結婚式場を契約する前に確認したいことにまとめています。

まとめ
- プランナーに不満だった人は7.6%だけ。満足したのは74.6%です
- ただし「どちらともいえない」が17.8%、提案が「物足りなかった」が17.3%。合わせると厚い中間層があります
- 打ち合わせは4回から5回がいちばん満足度が高い(80.3%)。6回以上では73.6%に下がります
- 理由は、提案の評価は回数とともに上がり続ける(20.6%から36.0%)のに、「多い」と感じる人も増え続ける(24.4%から36.3%)から
- 24歳以下の満足度だけ59.0%と低い(ただし50人)
- 数字はリクルートブライダル総研 結婚マーケット調査2025(トレンド編・担当プランナーがいた699人)