「前撮りをしたい!」と思ったものの、いざ調べ始めると、フォトスタジオや前撮り専門会社、個人カメラマンなど選択肢がたくさんあります。
しかも、ロケーション撮影にするのかスタジオ撮影にするのか、ウェディングドレスなのか和装なのかによっても、料金や探し方が変わってきます。
そこで、いきなり「おすすめの前撮り会社」を探すよりも、まずは自分たちはどんな前撮りをしたいのかを決めておくのがおすすめです。
この記事では、前撮りをすると決めたら最初に考えたいことから、依頼方法の違い、料金やメリット・デメリット、業者を選ぶときのチェックポイントまでまとめました。
前撮りをすると決めたら、まず何から始める?
前撮りを考え始めたら、最初から撮影会社を探す必要はありません。
まずは、次のようなことをざっくり決めてみましょう。
- ロケーション撮影かスタジオ撮影か
- ウェディングドレスか和装か
- 昼に撮るか夜に撮るか
- どんな雰囲気の写真にしたいか
- どんな衣装を着たいか
- どこで撮りたいか
- 写真だけでなく動画も撮りたいか
- 予算はいくらくらいか
- 結婚式で前撮り写真をどう使いたいか
全部を最初から決める必要はありません。
「海でウェディングドレスを着て撮りたい」「和装で庭園に行きたい」「おしゃれなスタジオで撮りたい」など、まずは自分たちの希望をイメージしてみましょう。
前撮りの依頼方法は大きく4パターン
前撮りをする方法は、主に次の4つがあります。
| 方法 | 料金の傾向 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 前撮り専門会社・フォトスタジオ | 中〜高 | 衣装や撮影環境が整っている、実績が多い | プラン外の追加料金が発生しやすい |
| 個人フォトグラファー・小規模会社 | 幅広い | 写真の雰囲気を選びやすい、自由度が高い | 衣装や着替え場所などを自分で確認する必要がある |
| 結婚式場に依頼 | 高め | 結婚式とまとめて相談できる、会場との相性がよい | 料金が高め、選択肢が限られることも |
| 友人・家族などに撮影してもらう | 低〜中 | 費用を抑えやすい、自由に撮影できる | 機材・技術・衣装・場所などを自分たちで準備する必要がある |
「どこに頼むのが正解」というより、どこまで自分たちで準備できるか、何を優先したいかで選ぶのがおすすめです。
①前撮り専門会社・フォトスタジオに依頼する
前撮り専門の会社やフォトスタジオに依頼する方法です。
衣装やヘアメイク、カメラマン、撮影場所などがセットになったプランが多く、前撮りに必要なものをまとめて手配しやすいのがメリットです。
前撮り専門会社のメリット
- 前撮りの経験が豊富
- 衣装やヘアメイクをまとめて手配しやすい
- カメラや撮影機材が充実している
- ロケーション撮影の実績が多い会社もある
- 過去の撮影事例を見て仕上がりをイメージしやすい
特に、前撮りをたくさん扱っている会社なら、撮影場所ごとの構図やポーズなども提案してもらいやすいでしょう。
前撮り専門会社のデメリット
- 料金が高めになりやすい
- 基本プランだけでは希望がすべて含まれていないことがある
- 衣装のグレードアップに追加料金がかかることがある
- 撮影カット数やデータ数に条件がある場合がある
- おしゃれな背景や衣装がオプションになっていることもある
ここは前撮りで特に注意したいところです。
サイトやSNSを見て「この写真が素敵!」と思って申し込んでも、実際に選べる衣装や撮影セットを確認すると、その写真はオプションだったというケースもあります。
「このプランなら何が含まれていますか?」と、見積もりを取る前に確認しておきましょう。
②個人フォトグラファー・小規模会社に依頼する
最近はInstagramなどのSNSで、前撮りを専門にしている個人フォトグラファーや小規模な撮影会社を探す方法もあります。
写真の雰囲気を重視したい人には、かなり相性のいい方法です。
個人フォトグラファーのメリット
- 写真の雰囲気で選びやすい
- 好きなテイストのカメラマンを見つけやすい
- 大手より柔軟に対応してもらえる場合がある
- ロケーション撮影に強い人も多い
- SNSで過去の実例をたくさん確認できる
Instagramには、実際に撮影したウェディングフォトをたくさん掲載しているカメラマンもいます。
「この人の写真が好き」というところから選べるのは、個人カメラマンならではの魅力です。
個人フォトグラファーのデメリット
- 衣装を自分で手配する場合がある
- ヘアメイクが別になることがある
- 着替える場所を自分で用意する必要がある場合がある
- 撮影場所までの移動費が別途必要なことがある
- 撮影許可を自分たちで確認する場合がある
「撮影料金だけを見ると安い!」と思っても、衣装、ヘアメイク、交通費、施設利用料などを追加すると予算が変わることもあります。
申し込む前に、最終的にいくらかかるのか確認しましょう。
③結婚式場に前撮りを依頼する
結婚式を挙げる式場で前撮りをお願いする方法もあります。
結婚式の打ち合わせと一緒に相談できるので、準備をできるだけまとめたい人には便利です。
式場で前撮りするメリット
- 結婚式と同じ会場で撮影できる
- 会場の雰囲気を知っているスタッフに相談できる
- 結婚式当日とは違う衣装で撮影できる場合がある
- 結婚式のウェルカムスペースなどに写真を使いやすい
- 打ち合わせをまとめて進めやすい
式場で前撮りするデメリット
- 料金が高めになりやすい
- 撮影できる場所が限られることがある
- 選べる衣装やカメラマンに制限がある場合がある
- ロケーション撮影をしたい場合は別途手配が必要なことがある
「結婚式を挙げる場所だから、そのまま前撮りもお願いしよう」と考える人もいると思います。
ただ、式場以外の場所で撮りたい、特定のカメラマンにお願いしたいなどの希望があるなら、式場だけで決めずに外部の会社も比較してみるとよいでしょう。
④友人や家族に撮影してもらう
費用をできるだけ抑えたい場合は、カメラが得意な友人や家族に撮影してもらう方法もあります。
最近はスマートフォンのカメラもかなり高性能なので、必ずしもプロに頼まなければいけないわけではありません。
友人・家族にお願いするメリット
- 費用を抑えやすい
- 緊張せず撮影できる
- 時間や撮り方を柔軟に決めやすい
- ふたりらしい自然な写真を撮りやすい
友人・家族にお願いするデメリット
- プロと同じクオリティを期待するのは難しい
- 衣装やヘアメイクを自分たちで手配する必要がある
- 撮影場所によっては許可が必要
- 撮影する人の負担が大きくなる
「友達がカメラ好きだからお願いしたい」という場合には、かなり良い選択肢です。
ただし、結婚式で大きく引き伸ばして使う写真や、アルバムに残すメイン写真など、仕上がりを重視したい場合はプロにお願いする方法も検討しましょう。
ロケーション撮影とスタジオ撮影、どっちがいい?
依頼先を決める前に、もう一つ考えておきたいのが「どこで撮るか」です。
ロケーション撮影
東京駅、海、公園、庭園、街並みなど、実際の場所に出向いて撮影する方法です。
自然や街並みを背景にできるため、写真にストーリーが生まれやすいのが魅力です。
- 自然な雰囲気の写真を撮りたい
- 海や東京駅など憧れの場所がある
- 季節感を取り入れたい
- 映画のワンシーンのような写真を撮りたい
という人に向いています。
一方で、天候に左右されたり、移動が必要だったり、撮影場所によっては許可が必要になることもあります。
具体的な東京・神奈川・千葉のロケーション候補は前撮り人気スポットで紹介しています。
スタジオ撮影
スタジオ内で撮影する方法です。
天候に左右されにくく、背景や照明を使って雰囲気の違う写真を撮れるのが魅力です。
- 天候を気にせず撮影したい
- おしゃれな背景で撮りたい
- 衣装をしっかり見せたい
- 落ち着いて撮影したい
という人に向いています。
ただし、広告やSNSで見たおしゃれなセットがすべて基本プランに含まれているとは限りません。
「この背景で撮りたい」という希望があるなら、料金も含めて確認しましょう。
前撮り会社を探す前に「やりたいこと」を調べておく
ここが、前撮りを後悔しないためにかなり大切なポイントです。
先に会社を決めてから「どんな写真にしよう?」と考えるのではなく、ある程度やりたいことを決めてから会社を探すのがおすすめです。
例えばInstagramやPinterestなどで、気になる写真を保存してみましょう。
- 東京駅で撮った写真
- 海で撮った写真
- 庭園で撮った写真
- 夜のロケーション撮影
- 和装の写真
- ウェディングドレスの写真
- ふたりで歩いている写真
- 座って撮る写真
- 自然体で笑っている写真
- 後ろ姿の写真
たくさん保存していくと、自分たちが好きな写真の傾向が見えてきます。
卒花さんのプロフィールブックや結婚式ムービーも参考になる
前撮り写真を探すとき、意外と参考になるのが卒花さんのプロフィールブックや結婚式ムービーです。
結婚式のInstagram投稿やプロフィールブックの写真を見ていると、実際の前撮り写真がたくさん出てきます。
「こんな写真をプロフィールブックに使いたい」
「この写真をオープニングムービーに入れたい」
というところから逆算して、撮影したい写真を考えるのもおすすめです。
例えば、プロフィールブックに使うなら全身写真だけでなく、ふたりの自然な表情がわかる写真や、横長で使いやすい写真もあると便利です。
オープニングムービーに使うなら、歩いている写真や後ろ姿、景色を大きく入れた写真なども使いやすくなります。
プロフィールブックに添えるコメントの実例はプロフィールムービーのコメント例文100選で紹介しています。
「前撮りのための写真」だけではなく、結婚式でどう使いたいかまで考えておくと、撮影当日に「この写真も撮っておけばよかった」となりにくくなります。
前撮りの見積もりを取るときに確認したいこと
気になる会社が見つかったら、いきなり1社に決めず、いくつか問い合わせて比較してみるのがおすすめです。
特に、次の項目は確認しておきましょう。
- 撮影料金
- 撮影時間
- 撮影カット数
- 納品される写真の枚数
- データ納品の有無
- 衣装代
- 衣装のグレードアップ料金
- ヘアメイク代
- 新郎の衣装代
- 着付け代
- 撮影場所までの交通費
- ロケーション撮影の移動費
- 施設利用料・撮影許可料
- 着替え場所の有無
- 雨天時の対応
- 写真のレタッチ・補正
- アルバム代
- 動画撮影の料金
特に注意したいのが「交通費や移動費が含まれているか」です。
ロケーション撮影の場合、撮影会社によっては現地までの交通費や、撮影場所間の移動費が別になっていることがあります。
また、衣装を着替える場合は「どこで着替えるのか」も確認しておきましょう。
撮影時期の目安や、先輩カップルが実際に払った費用相場は前撮りはいつ・いくら?で詳しく解説しています。
和装も撮りたいなら最初に確認
「ウェディングドレスだけのつもりだったけど、調べていたら和装も撮りたくなった」という人もいるかもしれません。
ただし、すべての会社が洋装・和装の両方に対応しているわけではありません。
和装を考えているなら、最初の問い合わせの段階で確認しておくとスムーズです。
また、洋装と和装の両方を撮影する場合は、衣装代だけでなく着付けやヘアメイク、撮影時間なども変わってくる可能性があります。
白無垢や色打掛、引き振袖といった和装の種類は白無垢・色打掛・引き振袖の違いと選び方、洋装はドレスの選び方で詳しく解説しています。
前撮りは「安さ」だけで比較しない
前撮りを探していると、どうしても「○万円〜」という価格が気になります。
もちろん予算は大切ですが、表示されている料金だけで比較するのはおすすめしません。
例えば、A社は安く見えても衣装やヘアメイクが別料金、B社は少し高いけれど衣装もヘアメイクも含まれている、といったことがあります。
比較するときは、できるだけ「最終的に自分たちがやりたい内容にした場合、いくらになるのか」で比べましょう。
| 確認するポイント | チェックすること |
|---|---|
| 衣装 | 基本料金で選べる衣装の範囲・追加料金 |
| 撮影 | 撮影時間・カット数・データ数 |
| ヘアメイク | 料金に含まれているか・新郎分はどうなるか |
| ロケーション | 移動費・施設利用料・撮影許可 |
| 着替え | 着替え場所・着付け料金 |
| 納品 | データのみか、アルバムなどもあるか |
最初に「理想の前撮り」を固めてから見積もりを取ろう
前撮りをすると決めたら、最初にやるべきなのは「どこの会社が一番安いか」を探すことではありません。
まずは、
- ロケーションかスタジオか
- ウェディングドレスか和装か
- 昼か夜か
- どんな場所で撮りたいか
- どんな写真を残したいか
- 結婚式でどう使いたいか
を考えてみましょう。
InstagramやSNSで前撮り写真を探したり、卒花さんのプロフィールブックや結婚式ムービーを見たりすると、少しずつ「自分たちはこうしたい」が見えてきます。
そのうえで、気になる会社やカメラマンをいくつか見つけて、見積もりを取って比較するのがおすすめです。
前撮りは、同じ「ウェディングフォト」でも、依頼先や撮影場所、衣装、オプションによって仕上がりも金額もかなり変わります。
だからこそ、最初に希望を整理しておくことが大切です。
「安かったから」だけで決めるのではなく、「この写真を残したかった!」と思える前撮りができるかを基準に、ふたりに合う方法を探してみてください。