前撮りを調べていると、「○万円〜」という料金を見かけることがあります。
でも、実際に問い合わせてみると、衣装やヘアメイク、ブーケ、撮影場所、移動費などが追加になり、最初に見た金額より高くなることも。
特にInstagramなどで前撮りを探している場合、掲載されているのは基本プランだけで、細かい料金はDMやメールで問い合わせて初めて分かるケースも少なくありません。
私自身も、Instagramで見つけた前撮り専門のところと、法人として前撮りを行っている会社の2パターンで実際に撮影しました。
この記事では、その経験も踏まえて、前撮りの料金を見るときのポイントや、見積もりで確認したい項目、追加料金が発生しやすいものを紹介します。
前撮りは「表示価格」だけで比較しないことが大切
前撮りを探していると、SNSや公式サイトで魅力的な写真と一緒に料金が掲載されていることがあります。
ただし、その金額だけで「ここが安い!」と判断するのは少し待ちましょう。
表示されているのが、あくまで基本プランの料金ということも多いからです。
例えば、
- 衣装のグレードアップ
- 新郎のタキシード
- ブーケ
- アクセサリー
- ヘアメイク
- 衣装チェンジ
- ロケーション撮影
- 撮影場所までの移動
- 撮影場所の使用料
- データ追加
- アルバム
などが別料金になっている場合があります。
そのため、前撮りは「基本料金」ではなく、自分たちが希望する内容を全部入れた場合の最終的な金額で比較するのがおすすめです。
Instagramの前撮りは、まずDMや問い合わせで見積もりを取ることが多い
Instagramで前撮り会社やフォトグラファーを探す場合、料金が細かく掲載されていないこともあります。
「○万円〜」などの基本料金だけが掲載されていて、詳しい内容はDMや公式サイトの問い合わせフォームから確認するという形です。
私が前撮りを検討したときも、Instagramなどで気になるところをいくつか見つけ、問い合わせをして詳しい見積もりを出してもらいました。
そして、複数の見積もりを比較して、どこにお願いするかを決めています。
写真の雰囲気が好きだからという理由だけで決めるのではなく、「自分たちがやりたい内容にするといくらになるか」まで確認してから比較するのがおすすめです。
前撮りの見積もりで確認したい項目
見積もりをもらったら、合計金額だけを見るのではなく、何が含まれているのかを確認しましょう。
| 項目 | 確認したいこと |
|---|---|
| 撮影料 | 撮影時間・撮影場所・撮影カット数 |
| 衣装 | 基本料金で選べる衣装・追加料金 |
| 新郎衣装 | タキシードが含まれているか |
| ヘアメイク | 新婦のみか、新郎も含まれるか |
| 衣装チェンジ | 着替え代や追加撮影料があるか |
| ブーケ | レンタルか持ち込みか、追加料金 |
| アクセサリー | レンタルできるか、衣装料金に含まれるか |
| 移動費 | 撮影場所までの交通費が含まれるか |
| 撮影場所 | 施設利用料・撮影許可料など |
| データ | 何枚もらえるか、全データか |
| アルバム | 必要な場合の追加料金 |
| アテンド | 撮影中にサポートスタッフが付くか |
| 雨天時 | 延期・変更・キャンセルの条件 |
特に追加料金が発生しやすいのが「衣装」
前撮りの見積もりで注意したいもののひとつが衣装です。
基本プランには衣装が含まれていても、実際に選べる衣装を見てみると、「こっちのドレスがいい!」となることがあります。
そして、気に入ったドレスがプラン外だった場合、グレードアップ料金が発生することも。
そのため、料金を見るときは、単純に「ドレス込み」と書いてあるかではなく、どのドレスまでが基本料金に含まれているのかを確認しましょう。
写真に載っているドレスが、基本プランの衣装とは限りません。
タキシードも「含まれていると思っていた」に注意
新婦のウェディングドレスばかり気にして、新郎の衣装を忘れてしまうこともあります。
プランによってはタキシードまで含まれている場合もありますが、別料金になっていることも。
ふたり分の衣装を用意すると、想定していた予算から大きく変わる可能性があります。
見積もりを取るときは、
「新郎のタキシードまで含めた金額ですか?」
と聞いておくと安心です。
ブーケ・アクセサリーなどの小物も確認
前撮りの写真を見ると、ブーケやアクセサリー、ベールなど、衣装以外にもたくさんのアイテムが使われています。
ところが、これらがすべて基本料金に含まれているとは限りません。
例えば、
- ブーケ
- ブートニア
- イヤリング・ピアス
- ネックレス
- ヘアアクセサリー
- ベール
- グローブ
- 靴
などが別料金になる場合があります。
「写真に写っているものが全部付いてくる」と思い込まず、気になるものは一つずつ確認しましょう。
「好きなブーケを使いたい」なら持ち込みも選択肢
前撮りでは、ブーケを自分で用意する方法もあります。
好きな花や色、デザインのブーケを使いたい人にとっては、持ち込みのほうが理想に近づけやすいこともあります。
ただし、ブーケの持ち込みが可能か、持ち込み料がかかるかは会社によって違います。
「自分で用意したい」という希望があるなら、契約前に確認しておきましょう。
ヘアメイク代も会社によって違う
前撮りでは、ヘアメイクが基本料金に含まれていることもあれば、別料金になっていることもあります。
また、フリーランスのフォトグラファーなどに依頼する場合は、自分の好きな美容室やヘアメイクさんにお願いできるケースもあります。
これは「写真だけでなく、ヘアメイクも自分の好きな人にお願いしたい」という人には大きなメリットです。
一方で、前撮り会社の場合は、ウェディング撮影に慣れたヘアメイクさんが担当してくれることもあります。
料金だけでなく、「誰にヘアメイクをしてもらうのか」も比較ポイントにするとよいでしょう。
2着目を着るなら「着替え場所」まで確認
ドレスと和装、ウェディングドレスとカラードレスなど、2着以上で撮影したい場合は注意が必要です。
衣装代だけでなく、着替えに関する費用や場所も確認しておきましょう。
特にロケーション撮影では、スタジオのようにいつでも着替えられる場所があるとは限りません。
「2着目はどこで着替えますか?」
「着替えの料金はかかりますか?」
「移動はどうしますか?」
といったところまで確認しておくと安心です。
ロケーション撮影は「移動費」に注意
ロケーション撮影をする場合、撮影場所までの移動が発生します。
会社によっては車で送迎してくれる場合もありますが、自分たちで移動する場合もあります。
また、撮影場所を複数にすると、その分移動が増えることもあります。
特に城ヶ島など、人気のロケーションで撮影したい場合は、
- どこまで自分たちで移動するのか
- 撮影場所までの交通費は含まれているか
- 撮影場所の利用料は含まれているか
- 撮影許可の手続きは誰がするのか
を確認しておきましょう。
アテンドスタッフが付くかどうかも意外と重要
料金だけを見ていると見落としやすいのが、撮影中のアテンドスタッフです。
アテンドが付く場合、撮影中のちょっとした困りごとをサポートしてもらえます。
例えば、ロケーション撮影で風が強いと、ドレスの裾がめくれてしまうことがあります。
そんなときにすぐ直してもらえたり、衣装を整えてもらえたりするのは意外と助かります。
また、スマートフォンを預けておくと、撮影の合間にスマートフォンで写真を撮ってくれることもあります。
プロが撮影した写真とは別に、撮影中の自然な様子が残るのも嬉しいポイントです。
実際に「フリーランス」と「法人」の両方で前撮りしてみた
私自身は、前撮りでInstagramなどで活動しているフリーランス系のフォトグラファーと、法人として前撮りを行っている会社の両方を利用しました。
実際に比較してみると、それぞれに良いところと気になるところがありました。
フリーランス・個人に依頼した場合
フリーランスのフォトグラファーに依頼する場合、法人の前撮り会社より費用を抑えられるケースがあります。
また、自分の好きな美容室でヘアメイクをお願いできるなど、自由度の高さも魅力でした。
好きなブーケを自分で用意できるなど、「ここは自分で選びたい」という部分にこだわりやすいのもメリットです。
一方で、
- ウェディングドレスを自分で用意する
- タキシードを用意する
- ブーケを用意する
- アクセサリーを用意する
- アテンドが付かない
- 着替え場所を自分で考える
など、自分たちで準備するものが増えることもあります。
特にロケーション撮影の場合、「2着目はどこで着替える?」という問題が出てくることがあります。
撮影会社によっては、スモーク付きの車内などで着替えるケースもあるため、2着以上撮影したい人は事前に確認しておきましょう。
法人の前撮り会社に依頼した場合
法人の前撮り会社の場合は、衣装やブーケ、アクセサリーなどが用意されていることが多く、自分で準備するものを減らせるのがメリットでした。
アテンドも付いていたため、撮影中の衣装直しなどもスムーズ。
撮影の流れもある程度決まっていて、スタッフも前撮りに慣れているため、全体的に段取りがよく、撮影を進めやすかったです。
スタジオの小物やセットも充実していて、過去の撮影事例もたくさん確認できました。
カメラや撮影機材もしっかりしていて、写真のクオリティを重視したい人には安心感があります。
一方で、やはり料金は高め。
「前撮りってこんなにするの?」と思うくらい高く感じました。
さらに、撮影時間や撮影場所の数などがきっちり決まっていて、自由度という意味ではフリーランスのほうが高く感じました。
また、撮影前にスタジオへ行って衣装を決める必要がありました。
自宅から遠い場所だったので、男性側のサイズ感を確認するためにわざわざ行ったものの、実際には30分程度で終わり、「ここはテキストやメールで確認できてもよかったのでは?」と思った部分もあります。
実際に比較するとこんな違いがあった
| フリーランス・個人 | 法人の前撮り会社 | |
|---|---|---|
| 料金 | 比較的抑えやすい | 高め |
| 衣装 | 自分で用意する場合あり | 用意されていることが多い |
| ブーケ | 自分で好きなものを用意しやすい | レンタルなどがある |
| ヘアメイク | 好きな美容室などに依頼できる場合あり | 提携・専属のヘアメイクが担当 |
| アテンド | 付かない場合あり | 付く場合が多い |
| 自由度 | 比較的高い | プランに沿って進めることが多い |
| 準備 | 自分たちで用意するものが多い | お任せしやすい |
| 撮影 | カメラマンによって個性が出る | 撮影の流れが決まっていてスムーズ |
| 小物・スタジオ | 自分で用意する場合あり | 充実していることが多い |
Instagramで探すなら「写真の雰囲気」で選ぶのもおすすめ
Instagramなどで活動している前撮り会社やフォトグラファーの魅力は、実際の撮影事例をたくさん見られることです。
「この人の写真が好き!」と思える人を探しやすいのは大きなメリットです。
例えば、同じ海での撮影でも、
- 映画のような雰囲気
- 自然体で明るい雰囲気
- 大人っぽく落ち着いた雰囲気
- かわいらしい雰囲気
- ドラマチックな雰囲気
など、カメラマンによってかなり違います。
「安いから」だけではなく、過去の写真を見て、自分たちが残したい写真に近いかを確認しましょう。
人気のカメラマンは土日が早く埋まることも
Instagramで人気のフォトグラファーや前撮り会社は、土日などの希望日が早く埋まってしまうことがあります。
特に結婚式前の時期や、桜・紅葉など人気の季節にロケーション撮影をしたい場合は注意が必要です。
「ここにお願いしたい」と思える人を見つけたら、空き状況を早めに確認しておくと安心です。
見積もりを比較するときは「同じ条件」にそろえる
複数の会社から見積もりを取るなら、できるだけ条件をそろえて比較しましょう。
例えば、
- ウェディングドレス1着
- タキシード1着
- ロケーション撮影
- 撮影時間○時間
- データ○枚
- ヘアメイクあり
- ブーケあり
- 交通費込み
というように、希望内容を具体的に伝えます。
そうすれば、「A社は10万円、B社は15万円」と単純に比較するのではなく、同じ内容にした場合にどちらがいくらなのかを比べられます。
前撮りは「安い・高い」より、何が含まれているかを見る
前撮りの料金は、撮影会社やカメラマン、衣装、撮影場所などによって大きく変わります。
だからこそ、単純に表示価格だけを見て決めるのはおすすめしません。
基本料金が安くても、ドレスやタキシード、ブーケ、ヘアメイク、交通費などを追加したら、思ったより高くなることがあります。
逆に、最初の料金は高くても、衣装や小物、アテンドなどが含まれていて、最終的には納得できる価格になる場合もあります。
私が前撮りを比較して感じたこと
実際にフリーランスと法人の両方で前撮りをしてみて感じたのは、「何を自分でやりたいか」で向いている依頼先が変わるということです。
できるだけ自由に決めたい、好きな美容室でヘアメイクをしたい、自分でブーケや衣装を選びたい、費用を抑えたいという人なら、フリーランスのフォトグラファーが候補になります。
反対に、衣装や小物をまとめて用意してほしい、撮影当日のサポートが欲しい、前撮りに慣れたスタッフに任せたいという人なら、前撮り専門会社や法人のサービスが向いています。
私の場合は実際に両方を経験したことで、それぞれの良さがよく分かりました。
大切なのは、料金だけでなく、「自分たちは何を優先したいのか」を決めてから比較することです。
前撮りの見積もりを取るときのチェックリスト
最後に、問い合わせや見積もりを取るときに確認しておきたい項目をまとめます。
- 基本料金に何が含まれているか
- 衣装はどこまで選べるか
- 衣装のグレードアップ料金はいくらか
- 新郎のタキシードは含まれるか
- ヘアメイクは含まれるか
- ヘアメイクを持ち込みできるか
- ブーケは含まれるか
- アクセサリーは含まれるか
- 衣装やブーケの持ち込み料はあるか
- 2着目はいくらか
- 2着目の着替え場所はどこか
- 撮影時間は何時間か
- 撮影できる場所はいくつか
- 移動費は含まれているか
- 撮影場所の利用料は含まれているか
- 撮影許可の手続きは誰がするか
- アテンドは付くか
- 写真データは何枚もらえるか
- 全データがもらえるか
- アルバムは別料金か
- 雨天時の対応はどうなるか
- キャンセル・延期料金はいくらか
まとめ|気になるところをいくつか比較してから決めよう
前撮りは、SNSなどで素敵な写真を見つけると、そのまま「ここにお願いしたい!」となりやすいものです。
でも、写真の雰囲気だけで決めるのではなく、実際に問い合わせて詳しい見積もりを出してもらうことをおすすめします。
特にInstagramで活動しているフォトグラファーや小規模な前撮り会社は、掲載されている料金が基本プランのみということもあります。
衣装、ブーケ、アクセサリー、ヘアメイク、移動費、着替え場所、アテンドなど、自分たちが必要なものをすべて入れてもらいましょう。
そして、できれば複数の会社から見積もりを取って、同じ条件で比較してみてください。
前撮りは「一番安いところ」を選ぶより、自分たちが残したい写真を、無理のない予算で実現できるところを選ぶことが大切です。
SNSで見つけた写真を参考にしながら、「どんな写真を残したいか」「何を自分で用意したいか」「どこまでお任せしたいか」を整理して、ふたりに合う前撮りを探してみましょう。