キリスト教式36.2%なのに教会で挙げたのは4.1%|挙式会場の54.7%は結婚式場

キリスト教式36.2%なのに教会で挙げたのは4.1%|挙式会場の54.7%は結婚式場

挙式のスタイルを選ぶとき、教会式か神前式か人前式かで考えます。ところが「どこで挙げたか」を見ると、話が合わなくなります。

キリスト教式を選んだ人は36.2%。でも教会で挙げた人は4.1%しかいません。神前式は33.1%なのに、神社で挙げた人は6.2%です。挙式会場の過半数にあたる54.7%は、結婚式場やゲストハウスでした。

数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(トレンド編)から、国内で挙式をした583人の結果です。会場も形式も実施日も、すべて単一回答になります。合算・比率・年月への換算など、報告書に載っていない計算を当サイトで行った場合は、その都度ことわりを入れています。

挙式の実施会場|過半数の54.7%が結婚式場、ホテルが22.0%

どこで挙式をしたかの内訳です。

  • 結婚式場(式場、ゲストハウスなど):54.7%
  • ホテル:22.0%
  • 神社:6.2%
  • レストラン:4.2%
  • 教会(国内):4.1%
  • ホテル・式場・会館内のレストラン:3.5%
  • 公共施設・公共会館:2.8%
  • パーティースペース:1.4%
  • 自分またはお相手の自宅:0.3%/その他の独立した居酒屋・カフェ・パブなど:0.1%/その他:0.6%
挙式を実施した会場の内訳 結婚式場・ゲストハウスが54.7%で過半数。ホテル22.0%が続く。神社は6.2%、教会は4.1%しかない。同じ583人のうちキリスト教式は36.2%、神前式は33.1%。 教会で挙げた人は4.1%しかいない 挙式の実施会場。国内で挙式をした583人。単一回答 結婚式場・ゲストハウス 54.7% ホテル 22.0% 神社 6.2% レストラン 4.2% 教会(国内) 4.1% 式場・ホテル内のレストラン 3.5% 公共施設・公共会館 2.8% パーティースペース 1.4% その他 0.6% 同じ583人で、キリスト教式は36.2%、神前式は33.1% 結婚マーケット調査2025【トレンド編】より作成
上から3本目が神社、5本目が教会です。形式としてはキリスト教式が36.2%、神前式が33.1%あるのに、場所としての教会と神社は合わせても1割ちょっとでした。

結婚式場とホテルで76.7%です。4組に3組は、このどちらかで挙げています。この合算は当サイトによる計算です。

ガラス張りのチャペルで、参列者に見守られながら向かい合う新婦と新郎
挙式会場の54.7%は結婚式場やゲストハウス。ホテルを足すと76.7%になります。

キリスト教式36.2%に対して、教会で挙げたのは4.1%

同じ583人に、挙式の形式も聞いています。挙式スタイルの選び方でまとめたとおりの数字です。会場と並べます。

  • キリスト教式(教会式)36.2%/会場としての教会(国内)4.1%
  • 神前式33.1%/会場としての神社6.2%
  • 人前式19.7%/仏前式10.2%

キリスト教式と教会の差は32.1ポイント。神前式と神社の差は26.9ポイントです。この引き算は当サイトで行いました。

形式と場所は、別のことを聞いています。キリスト教式を選んだ人の多くは、結婚式場やホテルの中にあるチャペルで挙げています。神前式も同じで、会場内の神殿を使うか、神社から神職を呼ぶ形です。「教会式だから教会へ行く」とはかぎりません。会場を先に決めれば、そこでできる形式は自動的に絞られます。

この順番を取り違えると、あとで困ります。神社で挙げたいなら会場選びの段階で決めておく必要がありますが、チャペルでいいなら形式は会場を決めたあとでも間に合います。会場タイプごとの違いは会場タイプごとの特徴と選び方にまとめました。

神社の参道を、神職と巫女に先導されて歩く白無垢の新婦と黒紋付の新郎、親族
神前式は33.1%。でも神社で挙げたのは6.2%でした。会場内の神殿を使う形のほうが多くなっています。

年齢で結婚式の会場が入れ替わる|30歳から34歳は結婚式場63.9%

年齢別に開くと、同じ会場でも20ポイント以上動きます。

  • 24歳以下(48人):結婚式場40.2%/ホテル28.6%
  • 25歳から29歳(151人):結婚式場54.6%/ホテル25.6%
  • 30歳から34歳(141人):結婚式場63.9%/ホテル16.4%
  • 35歳から39歳(114人):結婚式場59.6%/ホテル15.0%
  • 40歳以上(129人):結婚式場46.0%/ホテル27.4%/レストラン10.2%

結婚式場がいちばん高いのは30歳から34歳の63.9%で、いちばん低いのは24歳以下の40.2%。その差は23.7ポイントです。真ん中の層でいちばん高くなり、上と下で下がるという形でした。

下がったぶんの行き先が、上と下で違います。24歳以下はホテル28.6%のほか、教会8.5%と式場内のレストラン9.0%が全体より高い。40歳以上はレストラン10.2%が全体4.2%の2倍以上でした。どちらも48人と129人なので、幅を持って見てください。

披露宴の会場は結婚式場40.5%|レストランが11.6%まで増える

披露宴や食事会のほうも、同じ形で会場を聞いています。こちらの母数は、国内で披露宴・ウエディングパーティーまたは結婚を機とした食事会を実施した692人です。

  • 結婚式場(式場、ゲストハウスなど):40.5%
  • ホテル:25.8%
  • レストラン:11.6%
  • ホテル・式場・会館内のレストラン:5.7%
  • 神社:4.9%/料亭:4.0%
  • 公共施設・公共会館:2.8%/その他の独立した居酒屋・カフェ・パブなど:2.0%/パーティースペース:1.5%/自宅:0.7%/その他:0.5%

挙式のほうと並べると、動いている項目がはっきりします。結婚式場は54.7%から40.5%へ下がり、ホテルは22.0%から25.8%へ上がる。いちばん動くのはレストランで、4.2%から11.6%へ2.8倍になります。料亭4.0%は、挙式側の選択肢にはありません。

母数が違うので、そのまま引き算はできません。挙式は国内で挙式をした583人、披露宴・食事会は実施した692人です。同じ人の挙式と披露宴を追いかけた数字ではありません。それでも向きははっきりしています。食事をする場所になると、レストランと料亭が選ばれやすくなるということです。

年齢別も挙式とは違う形でした。結婚式場がいちばん高いのは35歳から39歳の48.2%で、挙式では30歳から34歳が最高だったのとずれます。40歳以上はホテル32.9%が全体より7.1ポイント高く、24歳以下はパーティースペース8.4%が全体1.5%の5倍以上でした。24歳以下は39人しか答えていません。

挙式がいちばん多いのは6月の14.0%|8月は3.0%で最少

実施日も同じ583人に聞いています。2024年4月から2025年3月までの12か月です。

  • 6月14.0%/5月13.1%/4月12.4%/3月10.4%
  • 10月9.1%/11月8.0%/2月7.6%/12月7.2%
  • 7月5.7%/1月5.2%/9月4.3%/8月3.0%

ジューンブライドは実測でも1位でした。いちばん少ない8月の3.0%とは11.0ポイント差で、4倍以上の開きがあります。4月から6月の3か月だけで39.5%を占めました。この合算は当サイトによる計算です。

この12か月の数字は、大手の情報サイトも同じ調査から出しています。順位も割合も同じです。当サイトが足せるのは、この先の年齢別になります。そちらは報告書にはあっても、記事としては見当たりませんでした。

紫陽花の咲く庭で、顔を見合わせて笑っている新婦と新郎
挙式がいちばん多いのは6月の14.0%。いちばん少ない8月の3.0%とは4倍以上の開きがあります。

年齢別なら形が変わる|24歳以下の結婚式は6月が26.4%

年齢で開くと、全体の順位とは違う山が出てきます。

  • 24歳以下:6月26.4%が突出。次が4月16.0%、9月11.2%
  • 25歳から29歳:5月14.9%/4月13.2%/10月13.2%。6月は8.5%まで下がります
  • 30歳から34歳:10月13.2%/11月12.0%/3月11.2%。この層は10月と11月が1位と2位
  • 35歳から39歳:4月21.5%/5月17.3%/6月13.4%。4月から6月で52.2%
  • 40歳以上:6月20.4%/12月15.2%/3月13.4%

6月が1位なのは24歳以下と40歳以上だけでした。25歳から29歳でも30歳から34歳でも、6月は5位でした(8.5%と10.1%)。全体の1位が、どの層でも1位というわけではありません。

35歳から39歳の4月から6月は52.2%で、半分を超えます。こちらの合算も当サイトで行いました。逆に30歳から34歳は10月13.2%と11月12.0%が1位と2位でした。春に寄る層と、秋に寄る層が分かれています。

日取りの決め方そのものは結婚式の日取りはどう決める?にまとめました。六曜や長期休暇、ゲストの負担まで含めた考え方を書いています。ゲストの服装は季節で変わるので、春の結婚式の服装と秋の結婚式の服装もあわせてどうぞ。

挙式の会場と日取りを、どの順番で決めるか

数字を、決め方に落とします。

  • 神社で挙げたいなら、会場選びの前に決めてください。神社6.2%は、会場を決めたあとでは選び直しになります。チャペルでいいなら、形式は会場のあとで間に合います
  • 8月と9月は、ほかの月より空いています。合わせて7.3%しかありません。日取りに融通がきくなら、会場の選択肢は広がります
  • 6月は1位ですが、梅雨でもあります。屋外の演出を考えているなら、雨天時の対応を契約前に確認してください。確認項目は結婚式場の選び方にあります
  • 会場をどう見つけるかは、入口から違います。結婚式場はどこで見つけた?のとおり、情報源の1位は「親の紹介・口コミ」27.1%でした
  • 形式が決まったら、次は当日の中身です。結婚式の演出、2割を超えたのはケーキ入刀だけのとおり、挙式の演出の1位は「親に花束や記念品を贈呈する」27.1%でした

まとめ

  • 挙式の実施会場は結婚式場(式場・ゲストハウスなど)54.7%、ホテル22.0%。この2つで76.7%です
  • キリスト教式36.2%に対して教会は4.1%、神前式33.1%に対して神社は6.2%。差は32.1ポイントと26.9ポイントでした
  • 結婚式場の割合は30歳から34歳の63.9%が最高、24歳以下の40.2%が最低。23.7ポイント差です
  • 披露宴・食事会(692人)の会場は結婚式場40.5%・ホテル25.8%・レストラン11.6%。レストランは挙式の4.2%から2.8倍に増えます
  • 挙式がいちばん多いのは6月の14.0%、いちばん少ないのは8月の3.0%。4月から6月で39.5%を占めます
  • 6月が1位なのは24歳以下(26.4%)と40歳以上(20.4%)だけ。25歳から29歳では8.5%まで落ちます
  • 数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025【トレンド編】、国内で挙式をした583人。年齢別は48人・151人・141人・114人・129人です

挙式スタイルの話と、会場の話は別々に語られがちです。実際には先に会場が決まって、形式があとから決まっていることのほうが多いようでした。