結婚式のゲストは夫側24.5人・妻側23.0人|人数は合わせなくていい、という実測

結婚式のゲストは夫側24.5人・妻側23.0人|人数は合わせなくていい、という実測

結婚式のゲストを決めるとき、「新郎側と新婦側で人数を合わせるべきか」で止まります。合わせろとも合わせなくていいとも言われますが、実際どれくらい違っているのかを示した数字はあまり見かけません。

実測があります。夫側の平均は24.5人、妻側は23.0人でした。差は1.5人です。そして人数の内訳を間柄別に開くと、親族も職場も妻側のほうが多いという逆の形が出てきます。

数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(トレンド編)から、国内で披露宴・ウエディングパーティーまたは結婚を機とした食事会を実施した692人の結果です。合算・比率・年月への換算など、報告書に載っていない計算を当サイトで行った場合は、その都度ことわりを入れています。

結婚式のゲスト人数|夫側24.5人・妻側23.0人、差は1.5人

まず分布です。左が夫側、右が妻側になります。

  • 10人未満:夫側32.5%/妻側31.0%
  • 10人から20人未満:夫側21.2%/妻側22.1%
  • 20人から30人未満:夫側13.8%/妻側18.5%
  • 30人から40人未満:夫側10.8%/妻側10.9%
  • 40人から50人未満:夫側7.8%/妻側5.6%
  • 50人から60人未満:夫側6.7%/妻側5.6%
  • 60人から70人未満:夫側2.6%/妻側2.5%
  • 70人以上:夫側4.7%/妻側3.7%
披露宴・食事会のゲスト人数、夫側と妻側の分布 夫側の平均は24.5人、妻側は23.0人。20人未満はほぼ同じだが、20人から40人未満は妻側が多く、40人以上は夫側が多い。 ゲスト人数は夫側24.5人、妻側23.0人 披露宴または食事会をした692人。数値回答 夫側(平均24.5人) 妻側(平均23.0人) 10人未満 32.5% 31.0% 10〜20人未満 21.2% 22.1% 20〜30人未満 13.8% 18.5% 30〜40人未満 10.8% 10.9% 40〜50人未満 7.8% 5.6% 50〜60人未満 6.7% 5.6% 60〜70人未満 2.6% 2.5% 70人以上 4.7% 3.7% 40人以上は夫側21.8%、妻側17.4% 結婚マーケット調査2025【トレンド編】より作成
上から2本ずつが夫側と妻側です。真ん中の2組は妻側が長く、40人以上の4組は夫側が長くなっています。

いちばん多いのは、どちらも「10人未満」でした。夫側32.5%、妻側31.0%。3人に1人近くは、片側10人に満たない規模で行っています。

披露宴会場で、複数の丸テーブルに分かれて歓談しているゲストたち
夫側24.5人、妻側23.0人。差は1.5人でした。いちばん多いのはどちらも「10人未満」です。

挙式と披露宴をどちらもやると、夫側29.7人・妻側27.6人に増える

上の数字には、食事会だけを行った人も含まれています。挙式と披露宴をどちらも実施した395人に絞ると、形が変わります。

  • 平均:夫側29.7人/妻側27.6人
  • 10人未満:夫側15.7%/妻側15.3%
  • 10人から20人未満:夫側27.6%/妻側25.3%
  • 20人から30人未満:夫側14.0%/妻側21.8%
  • 30人から40人未満:夫側13.0%/妻側14.8%
  • 40人から50人未満:夫側12.2%/妻側8.2%
  • 50人から60人未満:夫側9.1%/妻側7.4%

「10人未満」が32.5%から15.7%へ、半分以下に減ります。かわりに多くなるのが10人から20人未満で、夫側27.6%が最多になりました。平均の差は1.5人から2.1人へ広がりますが、それでも2人ぶんです。

片側だけの人数なので、両家を足した規模とは別の数字です。同じ調査で、挙式と披露宴をどちらも実施した人の招待客人数は平均57.2人、全体平均は47.4人でした。夫側と妻側の平均を足した数字とは一致しません。答えた人が項目ごとに違うためです。

結婚式のゲストが20人未満ならほぼ同じ|分かれるのは40人以上

692人の分布を、3つにまとめ直します。この合算は当サイトによる計算です。

  • 20人未満:夫側53.7%/妻側53.1%(差0.6ポイント)
  • 20人から40人未満:夫側24.6%/妻側29.4%(妻側が4.8ポイント多い)
  • 40人以上:夫側21.8%/妻側17.4%(夫側が4.4ポイント多い)

少ない側はほぼ同じです。半分強はどちらも20人未満で、ここに差はありません。違いが出るのは人数が増えたときだけでした。妻側は20人から40人のあたりに集まり、夫側はそこを通り越して40人以上まで伸びます。

平均で夫側のほうが1.5人多いのは、この裾の長さから来ています。「新郎側のほうが多くなりがち」というのは、大人数でやる場合にかぎった話だと読めます。

結婚式のスタイルで向きが変わる|食事会だけなら妻側のほうが多い

同じ表に、実施したスタイル別の列もあります。平均人数を並べます。

  • 披露宴だけを実施(80人):夫側34.2人/妻側30.4人
  • 挙式と披露宴をどちらも実施(395人):夫側29.7人/妻側27.6人
  • 食事会だけを実施(154人):夫側10.8人/妻側12.0人

いちばん大きいのは、挙式をせず披露宴だけを行った人たちでした。夫側34.2人で、差も3.8人といちばん開いています。ところが食事会だけの人になると、妻側12.0人が夫側10.8人を上回って逆転します。差は1.2人です。

規模が大きいほど夫側が伸び、小さくなると妻側が上回る。さきほどの分布と同じ形です。20人未満では夫側53.7%と妻側53.1%がほぼ重なり、40人以上になると夫側21.8%が妻側17.4%を上回っていました。片側が大きくなるのは、規模が上がったときだけに起きています。ただし、この調査は理由を聞いていません。

食事会だけを選ぶ場合の費用感は少人数結婚式・家族婚の費用相場に、形式そのものの選び方は結婚式をしない選択にまとめています。

結婚式に呼ぶ相手の内訳は逆|親族も職場も妻側のほうが多い

同じ調査に、誰を何人呼んだかを間柄別に出した表もあります。ここで形が逆になります。

  • 親・親族:夫側12.7人/妻側12.9人
  • 友人(勤務先以外):夫側6.1人/妻側6.0人
  • 勤務先の上司・同僚:夫側2.4人/妻側2.9人
  • 親の友人・知人、近所の人:夫側0.7人/妻側0.8人
  • その他:夫側0.1人/妻側0.2人

5項目のうち4項目で妻側のほうが多く、友人だけが夫側でわずかに上回ります。とくに勤務先の上司・同僚は妻側2.9人に対して夫側2.4人。職場は新郎側が多い、というイメージとは逆でした。

挙式と披露宴をどちらも実施した人に絞ると、差はもっと開きます。勤務先の上司・同僚は夫側3.3人に対して妻側4.3人で、1.0人差。親・親族も夫側14.7人に対して妻側15.0人、友人も夫側8.2人に対して妻側8.5人でした。規模が上がるほど、間柄別では妻側が伸びています。

全体では夫側が多いのに、項目別では妻側が多い。矛盾しているようですが、報告書に説明があります。間柄別の平均は「その項目に人数を答えた人だけの平均」で、各項目の合計は全体の招待客人数と一致しない、と明記されています。つまり妻側は、呼ぶと決めたカテゴリーには多めに呼び、呼ばないカテゴリーはまるごと呼ばない。夫側はどのカテゴリーからも少しずつ呼ぶ。そう読むと、2つの数字は両立します。ただし、この調査は理由を聞いていません。

職場をどこまで呼ぶかの考え方は結婚式はどこまで呼ぶ?にまとめました。上司を呼ぶかどうか、同じ部署からどこまで声をかけるかで迷ったときに読んでください。

披露宴会場の同じテーブルで、グラスを手に笑いながら話している6人のゲスト
勤務先の上司・同僚は夫側2.4人に対して妻側2.9人。職場は新郎側が多い、というイメージとは逆でした。

「人数を合わせた」は半分|ほかの調査と突き合わせる

両家のバランスについて調べると、別の調査が出てきます。上位の記事を読んで確かめました。

大手の情報サイトが2018年11月に108人へ聞いた結果では、人数の調整を行った54.6%、行わなかった42.6%でした。もう1件、2020年8月に93人へ聞いた調査では、実際の比率が同程度41.3%、新郎側のほうが多かった29.2%、新婦側のほうが多かった24.3%となっています。

向きは合っています。新郎側が多かった29.2%が新婦側の24.3%を上回るのは、平均で夫側24.5人が妻側23.0人を上回るのと同じ形です。違うのは規模と、答え方です。108人や93人に「調整したか」「どちらが多かったか」を聞いた結果と、692人に実際の人数を書いてもらった結果では、精度が違います。そして人数そのものを出しているのは、こちらだけでした。

もうひとつ。「同程度」が41.3%で1位という結果は、実測の分布とも合います。20人未満の層では夫側53.7%と妻側53.1%がほぼ重なっていました。少人数でやるなら、そもそも差は生まれにくいということになります。

リビングのローテーブルに無地の付箋を並べて、招待客を相談している女性と男性
実測の差は1.5人。数人の差を埋めるために、誰かを足す必要はありません。

結婚式のゲスト人数が合わないとき、どこで調整するか

数字を、決め方に落とします。

  • まず、合わせなくても外れていません。実測の差は1.5人、挙式と披露宴をどちらもやった場合でも2.1人です。10人、20人と違うなら考えますが、数人の差を埋めるために誰かを足す必要はありません
  • 差が出るとしたら、40人以上の規模になったときです。40人以上は夫側21.8%に対して妻側17.4%。片側が大人数になりそうなら、そこで一度立ち止まってください
  • 職場は、妻側のほうが多いのが実測です。夫側2.4人に対して妻側2.9人。「夫の職場だけ多くなる」と決めつけずに、両方を同じ基準で数えてください
  • 人数が動いて増えるお金は限られています。結婚式の料理の相場で書いたとおり、人数に比例するのは料理と飲み物、そしてギフトだけです。1人あたりの料理と飲み物は平均1万9,800円でした
  • 入ってくるお金も一緒に見ます。ご祝儀は結局いくら集まる?のとおり平均161.7万円で、3人に1人は100万円未満です。人数を増やせばそのぶん戻る、という単純な話にはなっていません
  • 見た目の差はテーブルの配置で消せます。配置の考え方は結婚式の席次の決め方にまとめました。卓数と1卓あたりの人数を変えれば、多少の差は目立ちません
  • いっそ少人数に寄せる手もあります。少人数結婚式・家族婚の費用相場のとおり、総額は下がりますが1人あたりは上がります。結婚式をやる気にさせるものでは、少人数でできるなら45.2%が実施したくなる一方、大人数でできるは31.9%どまりでした

まとめ

  • 披露宴または食事会のゲスト人数は夫側の平均24.5人、妻側23.0人。差は1.5人です
  • 挙式と披露宴をどちらも実施した395人では夫側29.7人、妻側27.6人。差は2.1人に広がります
  • いちばん多いのはどちらも「10人未満」(夫側32.5%、妻側31.0%)。ただし挙式と披露宴をどちらもやると15.7%まで下がります
  • 20人未満は夫側53.7%・妻側53.1%でほぼ同じ。差が出るのは40人以上(夫側21.8%・妻側17.4%)のところだけでした
  • 間柄別では逆で、親・親族は夫側12.7人に対して妻側12.9人、勤務先の上司・同僚は夫側2.4人に対して妻側2.9人。5項目のうち4項目が妻側のほうが多い結果です
  • スタイル別では披露宴だけを実施した80人が最大で夫側34.2人・妻側30.4人。食事会だけの154人では妻側12.0人が夫側10.8人を上回って逆転します
  • 数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025【トレンド編】、国内で披露宴または食事会を実施した692人(挙式と披露宴をどちらも実施は395人、披露宴のみ80人、食事会のみ154人)です

人数を合わせるかどうかで悩む時間は、たいてい思っているより長くなります。実測の差が1.5人だと分かっていれば、その時間は別のことに使えます。