結婚内祝いにかかったのは平均23.9万円|33万円以上が18.0%、6万円未満も34.4%

結婚内祝いにかかったのは平均23.9万円|33万円以上が18.0%、6万円未満も34.4%

結婚内祝いを調べると、どの記事にも「いただいたお祝いの半分か3分の1」と書いてあります。相手別の早見表も必ず出てきます。ところが「全部でいくらかかったのか」を書いた記事が見当たりません。

実測があります。結婚内祝いにかかった費用は平均23.9万円でした。ただしこの平均は、そのまま予算に使えません。平均額を含む「21万円から24万円未満」の区分に、回答者が1人もいないからです。

分布は二山になっています。6万円未満が34.4%いる一方で、33万円以上も18.0%。平均23.9万円は、その2つの山にはさまれた谷に落ちています。

数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(既婚編)から、結婚内祝いを用意した人・用意する予定の人のうち、金額を答えた186人の結果です。数値回答です。合算・差の計算・倍率など、報告書に載っていない計算を当サイトで行った場合は、その都度ことわりを入れています。

内祝いの基本(相手別の相場、贈る時期、のしの書き方、お礼状)は結婚内祝いマナーガイドにまとめています。この記事は「総額がいくらになるか」だけを扱います。

結婚内祝いにかかったのは平均23.9万円|平均額の帯には0.9%しかいない

金額の分布です。186人が答えた結果を、3万円刻みで並べます。

結婚内祝いにかかった費用の分布 結婚マーケット調査2025によると、結婚内祝いにかかった費用は、3万円未満が14.8パーセント、3万円から6万円未満が19.6パーセント、6万円から9万円未満が4.4パーセント、9万円から12万円未満が19.1パーセント、12万円から15万円未満が2.3パーセント、15万円から18万円未満が5.9パーセント、18万円から21万円未満が6.6パーセント、21万円から24万円未満が0パーセント、24万円から27万円未満が0.6パーセント、27万円から30万円未満が0.3パーセント、30万円から33万円未満が8.4パーセント、33万円以上が18.0パーセントです。平均は23.9万円で、平均を含む21万円から24万円未満の区分に回答者はいません。 3万未満 14.8 3〜6万 19.6 6〜9万 4.4 9〜12万 19.1 12〜15万 2.3 15〜18万 5.9 18〜21万 6.6 21〜24万 0 平均23.9万円はこの帯 24〜27万 0.6 27〜30万 0.3 30〜33万 8.4 33万以上 18.0 0 5 10 15 20(%) 結婚マーケット調査2025(内祝いの金額回答者・数値回答・調査数186)
山が2つあります。3万円から6万円未満の19.6%と9万円から12万円未満の19.1%で1つ、33万円以上の18.0%でもう1つ。その間の21万円から30万円未満には、合わせて0.9%しかいません(この合算は当サイトによるものです)。平均23.9万円は、ちょうどその谷の中にあります。図の区分名は短くしています。正式な区分は下のリストのとおりです。
  • 3万円から6万円未満:19.6%(最も多い区分)
  • 9万円から12万円未満:19.1%
  • 33万円以上:18.0%
  • 3万円未満:14.8%
  • 30万円から33万円未満:8.4%/18万円から21万円未満:6.6%/15万円から18万円未満:5.9%
  • 6万円から9万円未満:4.4%/12万円から15万円未満:2.3%
  • 21万円から24万円未満:0%/24万円から27万円未満:0.6%/27万円から30万円未満:0.3%
  • 平均:23.9万円

平均23.9万円が入るのは「21万円から24万円未満」の区分ですが、ここに答えた人は1人もいません。その前後を広げても、21万円から30万円未満は合わせて0.9%です(この合算は当サイトによるものです)。

平均は、少数の高額な人に引っ張られて上がります。33万円以上の18.0%が平均を押し上げているのに、その手前に人がいない。だから平均額だけを見ると、どちらの山からも外れた数字になります。「平均23.9万円だから25万円くらい用意しよう」という決め方は、実態から離れます。

日本の住宅のダイニングで、二人が無地の贈答用の箱を前に数をかぞえながら話しているところ
内祝いの総額は平均23.9万円。ただし平均を含む21万円から24万円未満に答えた人は1人もいません。実際は12万円未満57.9%と33万円以上18.0%に分かれます。

7割超は21万円未満|6万円未満が34.4%、12万円未満で57.9%

下の山のほうを積み上げます。以下の合算は当サイトによるものです。

  • 6万円未満:34.4%。3人に1人はここに収まります
  • 12万円未満:57.9%。半分を超えます
  • 21万円未満:72.7%。平均23.9万円より下に、7割超が集まっています
  • 一方で30万円以上は26.4%、うち33万円以上が18.0%

4人に1人以上が30万円以上を使っています。少数の例外ではありません。多数派は12万円未満に57.9%、少数派が30万円以上に26.4%。この形が平均を23.9万円まで押し上げています。

POINT:内祝いの総額は、いただいたお祝いの総額で決まります。お祝いをくれる人が何人いるかで、二山のどちらに入るかが分かれます。親族が多い、職場の付き合いが広い、式に呼べなかった人が多い。そういう条件が重なると、上の山に入ります。先に「誰からお祝いをもらいそうか」を数えてください。金額の相場より、人数のほうが効きます。

年齢で2.6倍違う|30歳から34歳の16.9万円が最低、40歳以上は44.1万円

年齢別の平均です。カッコ内は金額を答えた人数です。

  • 40歳以上(10人):44.1万円(最も高い)
  • 35歳から39歳(22人):29.3万円
  • 25歳から29歳(88人):24.1万円
  • 24歳以下(26人):21.8万円
  • 30歳から34歳(41人):16.9万円(最も低い)

最高と最低の差は27.2万円、2.6倍です(この計算は当サイトによるものです)。40歳以上は33万円以上が41.6%と4割を超えます。全体の18.0%の2倍以上です。

逆に30歳から34歳は、3万円から6万円未満が33.1%と突出しています。全体の19.6%より13.5ポイント高い。この年代だけ、下の山にはっきり寄っています。

年齢が上がるほど高くなる、という単純な形ではありません。24歳以下21.8万円、25歳から29歳24.1万円、30歳から34歳16.9万円と、いったん下がってから上がります。なぜ30代前半だけが下の山に寄るのかは、調査からは読み取れません。年齢と内祝いの額は、まっすぐにはつながっていないということだけ押さえてください。

40歳以上は10人、35歳から39歳は22人と調査数が小さいので、幅のある数字として見てください。40歳以上は1人の回答が10ポイント動かします。

日本のギフトショップで、女性が棚の贈答用の箱を手に取って選んでいるところ
年齢で2.6倍違います。30歳から34歳の16.9万円が最低、40歳以上が44.1万円で最高。年齢が上がるほど高い、という単純な形ではありません。

「半返し」から逆算すると、47.8万円ぶんのお祝いを受け取った計算になります

内祝いの金額は、いただいたお祝いから決まります。逆に言えば、内祝いの総額から、受け取った額を推し量れます。

半返しを前提にすると、平均23.9万円の内祝いは、47.8万円ぶんのお祝いに対するお返しという計算になります(この掛け算は当サイトによるものです)。3分の1返しを前提にすると71.7万円になります(この掛け算も当サイトによるものです)。

どちらの割合が多いのかも、別の調査に出ています。マイナビウエディングが2022年に507人へ聞いた結果では、「2分の1返し」が42%、「3分の1返し」が29%でした。2分の1返しがいちばん多いものの、過半数ではありません。この調査は割合だけを聞いていて、金額には触れていません。

混同しやすい数字を2つ、切り分けておきます。

お祝いを贈る側がどう金額を決めているかは結婚式に出席しないときの結婚祝いにあります。贈る側が半返しを見込んで金額を決めていることもあるので、両方を見ておくと話が合います。

内祝いをした人は45.1%|披露宴をやった人より多い

そもそも、どれくらいの人が内祝いを用意しているのか。同じ調査の821人全体で見ると、結婚を機に内祝いを行った人は45.1%でした。

比べる相手として、披露宴・ウエディングパーティーを実施した人は43.1%です。内祝いのほうが2.0ポイント高い。つまり披露宴をやらなかった人にも、内祝いは発生しています。

差は2.0ポイントなので、どちらが多いかを強く言う数字ではありません。読み取れるのは「式をしなかった人にも内祝いは発生している」ということです。引き出物を渡す機会がないぶん、お祝いへのお返しが内祝いに回るのだと考えられます。結婚式をしない選択を考えている場合は、この費目を見落とさないでください。

なお、お返しをしない相手がいるのも実態です。先のマイナビウエディングの調査では、お返しをしていない相手として親族を挙げた人が31%、友人・同僚では6%でした。親族には返さないという選択が、3割あるということになります。

日本の住宅のリビングで、二人がローテーブルで電卓と無地のノートを前に予算を話し合っているところ
金額の相場より、お祝いをくれる人が何人いるかが効きます。21万円未満に72.7%が収まる一方で、30万円以上も26.4%。人数で、二山のどちらに入るかが分かれます。

予算を立てるときに、この数字をどう使うか

  1. 平均23.9万円は使わない。その帯に人がいません。多数派の10万円前後か、上の山の33万円以上か、自分がどちらかを先に決めてください
  2. 金額ではなく人数から積む。お祝いをくれそうな人を数え、1人あたりの返礼額をかけます。21万円未満に72.7%が収まるので、人数が20人前後までならこの範囲です
  3. 式をしないなら多めに見る。内祝いの実施率45.1%は披露宴の43.1%より高く、引き出物がないぶん内祝いに回ります
  4. 親族への扱いを先に決める。お返しをしていない相手として親族を挙げた人が31%います。家ごとの慣習があるので、親に一度聞いてから決めるほうが安全です
  5. 30万円以上になる可能性も見ておく。4人に1人以上が30万円以上です。想定外の出費ではなく、普通に起きる金額だと考えてください
  6. 結婚式の予算とは別に積む。ご祝儀161.7万円や引き出物とは別の費目です。式の見積もりには出てきません

よくある質問

Q. 結婚内祝いは全部でいくらかかりますか?

平均は23.9万円ですが、この数字をそのまま予算にしないでください。21万円から24万円未満に答えた人は1人もおらず、21万円から30万円未満でも0.9%です。実際は12万円未満が57.9%と33万円以上が18.0%に分かれます。お祝いをくれる人数で、どちらに入るかが決まります。

Q. 1件あたりはいくら返せばいいですか?

いただいた額の半分から3分の1が目安です。マイナビウエディングの調査では2分の1返しが42%、3分の1返しが29%でした。相手別の目安やのしの書き方は結婚内祝いマナーガイドにまとめています。この記事は総額だけを扱っています。

Q. 引き出物を渡していれば、内祝いは要りませんか?

式に来てくれた人には引き出物がお返しになります。内祝いが必要なのは、式に来ていない人や、別途お祝いをくれた人です。両方が必要な場面もあります。引き出物の考え方は結婚式の引き出物の選び方にあります。

Q. 結婚式をしなければ内祝いも減りますか?

逆です。内祝いを行った人は45.1%で、披露宴を実施した43.1%より多くなっています。引き出物を渡す機会がないぶん、お祝いへのお返しが内祝いに集まります。結婚式をしない選択を考えているなら、この費目は残ると見てください。

Q. 親族にもお返しは必要ですか?

マイナビウエディングの調査では、お返しをしていない相手として親族を挙げた人が31%いました。友人・同僚の6%と比べるとかなり高く、親族には返さないという選択が一定数あることになります。家ごとの慣習があるので、親に確認してから決めてください。

まとめ

  • 結婚内祝いにかかったのは平均23.9万円(186人)。ただし平均を含む21万円から24万円未満に答えた人は1人もいません
  • 分布は二山です。3万円から6万円未満19.6%・9万円から12万円未満19.1%で1つ、33万円以上18.0%でもう1つ。その間の21万円から30万円未満は0.9%しかいません
  • 積み上げると6万円未満34.4%、12万円未満57.9%、21万円未満72.7%。平均より下に7割超が集まります。一方で30万円以上も26.4%
  • 年齢で2.6倍違います。30歳から34歳の16.9万円が最低、40歳以上が44.1万円で最高。年齢が上がるほど高い、という単純な形ではありません
  • 内祝いを行った人は45.1%。披露宴を実施した43.1%より高く、式をしない人にも発生します
  • 半返しから逆算すると47.8万円ぶんのお祝いに対するお返しという計算です。ご祝儀161.7万円とも、引き出物とも別の費目です

相手別の早見表は世の中にたくさんあります。足りないのは「結局いくらになるのか」のほうでした。金額の相場より、お祝いをくれる人が何人いるかを先に数えてください。相手別の目安・時期・のしの書き方は結婚内祝いマナーガイド、贈る側の考え方は結婚式に出席しないときの結婚祝いに続きます。