新婚旅行に行かない人は24.2%|費用は事前43.9万円、現地でさらに12.4万円

新婚旅行に行かない人は24.2%|費用は事前43.9万円、現地でさらに12.4万円

新婚旅行(ハネムーン)の費用を調べると、「平均61.6万円」という数字によく行き当たります。ただ、一次データを見るとその手前の話が抜けています

そもそも4人に1人は、行かないと決めています。

数字はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025(既婚編)から、821人に聞いた結果です。

空港の出発ロビーで、スーツケースを引いて歩く二人の後ろ姿。大きな窓の外に駐機中の飛行機が見える
行った人は42.8%行かなかった人が24.2%いて、半数には届いていません。

新婚旅行に行かなかった人は24.2%。行ったのは42.8%

新婚旅行の実施状況です。

  • 行った:42.8%
  • 行く予定で申込み済み:13.6%
  • 行く予定だが申込みはまだ:19.4%
  • 行かなかった(行く予定はない):24.2%

実際に行った人は半数もいません。そして行く予定はないと答えた人が24.2%います。

新婚旅行の実施状況 821人に聞いた結果、新婚旅行に行った人は42.8パーセント、行く予定で申込み済みの人は13.6パーセント、行く予定だが申込みはまだの人は19.4パーセント、行かなかった人は24.2パーセントでした。行った人は半数に届かず、行く予定はないと答えた人が4人に1人います。出典はリクルートブライダル総研の結婚マーケット調査2025です。 新婚旅行の実施状況(821人) 行った 42.8% 行く予定で申込み済み 13.6% 行く予定だが申込みはまだ 19.4% 行かなかった 24.2% 4人に1人は行くつもりがありません 費用は事前予約で平均43.9万円、現地でさらに平均12.4万円 リクルートブライダル総研 結婚マーケット調査2025(既婚編)
相場を調べる前に、行くかどうかから割れています。行った人は42.8%で、半数に届いていません。

もうひとつ目を引くのが、「行く予定だが申込みはまだ」の19.4%です。行った人の半分近くが、まだ動いていない状態で止まっています。

行った42.8%と、行かなかった24.2%。その間に「行くつもりはあるが、まだ形になっていない」33.0%が挟まっています。この領域でいちばん多いのは、決めかねている状態です。

やらない選択が一定数あるという形は、ほかの費目でも見てきました。婚約指輪は必要?では「なかった」が32.9%、結婚式をしない選択では何もしない人が最多でした。新婚旅行もその並びにあります。

新婚旅行(ハネムーン)の費用相場は?事前予約で平均43.9万円

費用は2つの設問に分かれています。まず事前予約のときに支払った額です。金額を答えた257人の平均は43万9,000円でした。

  • 10万円未満:12.5%
  • 10万円から20万円未満:17.2%
  • 20万円から30万円未満:18.1%
  • 30万円から40万円未満:16.7%
  • 50万円から60万円未満:9.3%/100万円から110万円未満:6.5%/150万円以上:2.9%

30万円未満で済んだ人が47.8%います。平均は43.9万円ですが、半数近くは30万円を超えていません。100万円以上の層が平均を引き上げている形です。

現地で追加でかかったのは平均12.4万円。3割は0円

もうひとつが現地で追加でかかった費用です。244人の平均は12万4,000円でした。

  • 0円:30.6%
  • 10万円未満:23.7%
  • 10万円から20万円未満:24.4%
  • 20万円から30万円未満:11.9%/60万円以上:3.3%

3割は現地で1円も足していません。一方で20万円以上を追加した人が15.2%います。追加が出るかどうかは、人によってまったく違います

2つを足すと56万3,000円です。ただしこれは別々の設問で、答えた人も257人と244人で違います。足し算はあくまで目安として見てください。

テーブルに広げた旅行の準備物。旅行予算を書き込んだノート、パスポート、電卓、旅行のパンフレット
事前予約で支払った額は平均43万9,000円。ただし30万円未満が47.8%で、いちばん多い層はもっと手前にあります。

費用が事前と現地に分かれるという形は、結婚式そのものと同じです。結婚式の見積もりはなぜ上がる?では、見積りより支払いが上がった人が48.2%で、その差額は平均70.4万円でした。先に払う額と、最終的に出ていく額は別物だと考えておくほうが安全です。

その原資をどれだけ用意しているかも見ておいてください。結婚資金の貯金、していない人が32.7%のとおり、貯めた人の平均は244万9,000円。ただし100万円未満が27.3%で、平均に近い人は多くありません。

「61.6万円」は2024年で終わった調査の数字

新婚旅行の費用で検索して上位に出てくる記事を読んで確かめました。

式場が運営するメディアは「全国平均61.6万円、お土産代8.1万円」と書いています。出典はゼクシィ結婚トレンド調査2024です。この調査は2024年版が最後で、2025年から結婚マーケット調査に統合されました。いま出回っている61.6万円は、更新が止まった数字ということになります。

しかも測っているものが違います。61.6万円はお土産代を除いた二人分の旅行費用で、この記事の43.9万円は事前予約のときに支払った額です。並べて引き算しても意味がありません。

大手のブライダルメディアも費用の平均は出しています。ただ、読んだ2件のどちらにも「行かなかった人がどれくらいいるか」は出てきませんでした費用の話は詳しいのに、行くかどうかの分布が抜けている。ここがこの記事で埋まります。

35歳から39歳は、行った人も行かなかった人もいちばん多い

年齢で分けると、きれいに割れていました。行った割合行かなかった割合を並べます。

  • 24歳以下:行った46.3%/行かなかった27.1%
  • 25歳から29歳:行った39.9%/行かなかった19.0%
  • 30歳から34歳:行った41.9%/行かなかった26.0%
  • 35歳から39歳行った52.7%行かなかった32.6%
  • 40歳以上:行った38.2%/行かなかった32.2%

35歳から39歳だけ、両方でいちばん高くなっています。行った人が52.7%と最多で、行かなかった人も32.6%と最多。この層は真っ二つに割れていて、中間がほとんどいません。「まだ申し込んでいない」はわずか10.5%でした。

逆に25歳から29歳は「行かなかった」が19.0%と最も低いのですが、行った人も39.9%で最も低くなっています。この層は予定段階の人が41.1%と最多で、まだ決着していないだけでした。

費用でも同じ層が突出していました。事前予約で支払った額の平均を年齢別に並べます。

  • 24歳以下:37.2万円
  • 25歳から29歳:42.0万円
  • 30歳から34歳:43.9万円
  • 35歳から39歳:64.8万円
  • 40歳以上:37.3万円

35歳から39歳だけ、次に高い層より20万円以上多く払っています。現地での追加も17.8万円で最高でした。行くと決めた人が、はっきり多く使っている層です。

年齢が上がるほど、行くか行かないかがはっきりします。若い層は先送りにでき、上の層は決めてしまう。24.2%という全体の数字は、この2つが混ざったものです。

ただし母数は小さめです。35歳から39歳は実施状況で96人、事前予約の費用では29人しか答えていません。40歳以上はさらに少なく49人と11人です。幅を持って見てください。

新婚旅行を後ろにずらす、という選び方

結婚式の費用と時期が重なる

「行く予定だがまだ」の19.4%が生まれる理由は、たぶん時期です。結婚式の支払いと新婚旅行の予約が同じ時期に来ます。

テーブルで向かい合う二人の手元。開いた手帳のカレンダーにペンで書き込み、やることリストとパスポートが並んでいる
「行く予定だが申込みはまだ」が19.4%。結婚式の支払いと時期が重なるところです。

誰がいくら出すかは先に決めておくほうが動きやすくなります。結婚式の費用は誰が出す?にまとめたとおり、親からの援助があった人は65.9%で、平均140.6万円でした。新婚旅行をこの相談に含めるかどうかで、動ける時期が変わります。

先に日程だけ押さえるかどうか

申し込みを後にするほど、選べる便と宿は減ります。結婚準備で絶対に押さえておきたいことリストに式場決定後の流れをまとめましたが、新婚旅行はここに入っていないことが多い項目です。準備リストに1行足しておくだけで、19.4%の側に落ちにくくなります。

行かないと決めるのも普通のこと

24.2%が行かないと答えている以上、行かない選択は例外ではありません。仕事の都合、子どもの予定、費用の優先順位。理由は調査に載っていませんが、4人に1人が同じ結論に至っています。

浮いた分をどこに回すかは自由です。結婚式の料理の相場で見たとおり、料理は1人あたりの単価が総額に直結します。新婚旅行の43.9万円を料理に回せば、ゲスト1人あたりのランクを上げられるという計算も成り立ちます。

まとめ

  • 行った42.8%、行かなかった24.2%。行った人は半数に届きません
  • 間に「行くつもりだがまだ形になっていない」33.0%がいて、これがいちばん厚い層です
  • 費用は事前予約で平均43万9,000円(257人)。ただし30万円未満が47.8%で、平均は高額層に引かれています
  • 現地の追加は平均12万4,000円(244人)。3割は0円で、20万円以上足した人も15.2%います
  • よく見る61.6万円は2024年で終了した旧調査の数字で、測っているものも違います
  • 35歳から39歳は行った52.7%・行かなかった32.6%とどちらも最多。年齢が上がるほど二極化します
  • 数字はリクルートブライダル総研 結婚マーケット調査2025(既婚編・821人)